バランストレーニングにはどんな器具がいいの?オススメの道具とは?

スポーツをする上でも日常生活でも、バランス能力はとても大事になります。
健康ブームの昨今ではバランストレーニングに関する器具も多く販売されています。
たくさんの道具があるため、どれを選んだら良いかわからないという方も多いのではないでしょうか?
そこで今回はバランストレーニングをするのにどんな道具がオススメかご紹介します。
バランストレーニングの基礎やその効果について知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。
Contents
バランストレーニングにはどんな器具がいいの?オススメの道具とは?
バランス能力とは?どんなことをしたら良いの?
バランス能力が良いとどんな場面でも地面に対して体をまっすぐに保つことができ、また転倒してもリカバリーが早くすぐに姿勢を立て直すことができます。
いろんな場面を経験し、経験から基づいた予測からバランスをとるために体を上手に動かすことができる人が一般的にバランスが良い人とされます。
バランス能力とは、以下の3つの要素から構成されます。
- 神経機能
- 筋力
- 骨・靭帯
①神経機能
神経機能は平衡機能と呼ばれます。
自分と地面との関係、体に加わる衝撃などを考慮してどのような体制をとれば良いか予測し、反応する能力のことです。
これは経験則から自分の体をコントロールする能力であり、過去の経験からどのようにバランスをとれば良いかを判断し、体を動かすために大切な機能になります。
②筋力
筋力とは体をまっすぐに保つための筋力です。
身体を動かすために筋力は必要ですし、バランスを保ち姿勢を維持するためにも筋力は非常に大切になります。
バランスをとるために必要な筋力とは特に体幹・殿部・大腿・ふくらはぎの筋肉になります。
③骨・靭帯
骨・靭帯は体を保持してくれる関節機能のことを指します。
関節には圧力を感知する機能が備わっており、その圧力の程度で筋肉をどのくらい使えばよいかが判断されます。
この機能が働くことで、筋肉を正常に働かせ姿勢を保つことができます。
これら3つの要素はどれか一つが欠けてもバランスを保つことはできません。
いくら優れた神経機能があっても、筋力がなければ身体を動かすことはできませんし、骨・靭帯がしっかりしていないと体は崩れてしまいます。
逆に優れた筋力・骨・靭帯があり屈強な身体でも、神経機能がしっかりとしていなければ、優れたパフォーマンスを発揮することができません。
しかし、骨・靭帯に関しては自分の意志で鍛えるのは難しい組織です。
そのため、バランス能力を鍛えるには神経・筋力を鍛えていく必要があります。
バランス能力を鍛えるのにオススメの器具
バランスボール
不安定なボールの上でバランスをとる練習をすることで神経機能を鍛えることができます。
また、身体を支えるのに重要な体幹筋を鍛えるためにも有効な器具であり、使い方のよっては全身を鍛えることができます。
ストレッチポール
四肢の筋力を鍛えるためには少し負荷が弱いですが、体幹筋を鍛えるためには十分な負荷をかけることができます。
不安定なポールの上で運動することによって姿勢を維持するための体幹筋力と、バランスをとるための神経機能を鍛えることができます。
エアスタビライザー
不安定な空気のクッションの上で立つことで重心コントロールの練習になり、神経機能を鍛えることができます。
エアスタビライザーの上でスクワットや片足立ち、ジャンプなど下肢筋力を鍛えるのには非常に有効な器具になります。
ストレッチボード
傾斜のついた台の上で立つことで傾斜面での重心コントロールを練習することができ、神経機能を鍛えることができます。
また、ふくらはぎや大腿後面の柔軟性向上効果やストレッチボード上での運動によって下肢筋力強化や重心コントロールによる体幹筋力向上も期待できます。
スライドボード
ツルツル滑る板の上に立つことで氷上を滑るような運動ができ、転倒しないようにバランスをとることで神経機能が鍛えられます。
上記した器具と比較すると負荷を上げやすく、体幹筋・下肢筋力を鍛えるために幅広く使用することができます。
まとめ
バランス能力の基本的な部分と、それを鍛えるために有効な道具をご紹介させていただきました。
- バランスボール
- ストレッチポール
- エアスタビライザー
- ストレッチボード
- スライドボード
これらは使い方次第で様々運動ができます。
バランス能力を鍛える際に、この記事が参考になれば幸いです。