【ふくらはぎに効く】筋膜リリースの方法【安全なやり方をご紹介】

ふくらはぎは第2の心臓とも呼ばれる大事な筋肉になります。
この筋肉の働きが弱くなっていることで足が浮腫んだり、O脚変形、姿勢のゆがみなど様々な障害が引き起こされています。
- ご自宅でのケアが簡単に出来たら良いけど…
- やり方もよくわからない…
- そもそも痛いから触るのも怖い…
そんな風に感じてる方も少なくないのではないでしょうか。
そこで今回の記事では、ふくらはぎの筋肉に対する筋膜リリースの簡単なやり方をご紹介します。
Contents
【ふくらはぎに効く】筋膜リリースの方法【安全なやり方をご紹介】
ふくらはぎの筋肉ってどんなものがあるの?
ふくらはぎの周辺の筋肉はたくさん種類がありますが、筋膜リリースの対象としてわかりやすい筋肉はヒラメ筋・腓腹筋の2種類になります。
下腿三頭筋はこの2つの筋肉で構成され、【第2の心臓】とも呼ばれています。
この筋肉は比較的大きな筋肉であり、姿勢の保持や血流の循環に大きく関わってきます。
ヒラメ筋
ヒラメ筋は深層にあり血管への圧迫力を加えやすいという観点から、血流障害を持つ方にとっては非常に重要な筋肉です。
体内の血液をはじめとする水分は重力の作用により、下半身とくに膝から下に溜まりやすい性質を持ちます。
このとき重力に逆らってポンプの役割を果たし、体液を上へと押し戻してくれる筋肉がヒラメ筋になります。
ヒラメ筋のポンプ作用が小さい(収縮力が弱い)と、体液が下にたまってしまい浮腫みにつながります。
そのため筋膜リリースによってヒラメ筋の機能を高めることはむくみの改善につながります。
腓腹筋
腓腹筋はより表層にあり、足首を動かすことでバランスを保ってくれる筋肉になります。
腓腹筋は特に瞬間的な筋力を発揮するのが得意な筋肉なので、足首で瞬間的なバランスをとるのに非常に有用な筋肉となります。
裏を返せばこの筋肉が弱ければ、足首の部分でバランスを取りにくくなってしまう可能性があります。
筋膜リリースのやり方を解説!
下腿三頭筋への筋膜リリースを行い機能を高めることで以下の効果が期待できます。
- 足の循環機能改善から浮腫みの解消
- 瞬間的な筋発揮の向上
- 足首のバランス向上
- リリースによるふくらはぎの疲労や痛みの軽減
筋肉自体は2つに分かれていますが、明確に分けれ筋膜リリースすることは難しいです。
そのためアキレス腱周囲と筋線維の多い部分と上下に分けて考えます。
アキレス腱周囲
ヒラメ筋・腓腹筋ともアキレス腱となって踵につきます。
この周囲が固くなると筋繊維が多い部分の筋膜リリースを行っても筋肉の柔軟性は向上しません。
そのため、まずはアキレス腱周囲を筋膜リリースするようにしましょう。
アキレス腱の後ろをフォームローラーと床で挟みます。
足首から膝にかけて、あてがうポジションを変えて行いましょう。
この時にアキレス腱と踵の付着部付近に行うとより効果的です。
もちろんマッサージボールやテニスボールでも代用可能です。
筋繊維の多い部分
アキレス腱の後ろをマッサージボールと床で挟みます。
足首から膝にかけて、あてがうポジションを変えて行いましょう。
気持ち良い範囲であればコロコロ転がすようにリリースしてもOKです。
また、ふくらはぎの筋肉は大きな筋肉なので、爪先を内側・外側・真ん中の3方向に向けてそれぞれ行うとさらに効果的です。
もちろんフォームローラーやテニスボールでも代用可能です。
フォームローラーとマッサージボールを使い分ける理由は?
アキレス腱付近と筋繊維の多い部分でそれぞれフォームローラー、マッサージボールと使い分けて紹介させてもらいました。
もちろん、どちらの部位も一つの道具で可能です。
特徴としてフォームローラーは広範囲、マッサージボールはピンポイントでの筋膜リリースが得意な道具です。
アキレス腱付近を筋膜リリースする場合、ピンポイントでやる分には少しやりづらい部位になります。
そのため、フォームローラーのほうがやりやすいです。
逆に筋繊維の多い部分ではマッサージボールのほうがより筋繊維をピンポイントでほぐすことが可能です。
もし知識がなく、難しい…そんな方がいらっしゃればフォームローラーであれば初心者でも簡単に筋膜リリースが行えるます。
難しいと思えばフォームローラーでふくらはぎの筋膜リリースを行ってみてください。
まとめ
ふくらはぎの筋肉の解説とその効果、筋膜リリースの方法について解説してきました。
上述したやり方で行えば、だれでも安全にふくらはぎの筋肉の筋膜リリースが可能です。
ぜひ参考にしていただき、無理のない範囲で行ってみてくださいね。