ストレッチポールを使った筋膜リリースの効果的な方法

ストレッチポールという道具をご存知ですか?
長い筒状のもので、乗るだけで体のストレッチが行えるという優れものです。
利便性が良く、誰でも簡単に扱えるためプロ野球選手でも愛用者が多くいます。
本来の使い方であれば身体のストレッチ目的で使うものではありますが、実は筋膜リリースにも活用することができます。
そこで今回の記事ではストレッチポールを用いた筋膜リリースのやり方をご紹介いたします。
Contents
ストレッチポールを使った筋膜リリースの効果的な方法
ストレッチポールってどんなもの?
ストレッチポールはそのうえに乗るだけで身体のストレッチ効果を得られるというエクササイズ道具になります。
本来の目的としては胸郭と呼ばれる肋骨と胸の骨で構成される胸付近の関節・筋肉に対するストレッチを目的とした道具になります。
しかし、ストレッチだけでなく乗るだけでも不安定な筒の上でバランスをとらないといけないため、体幹筋のトレーニングであったりバランストレーニングを行うこともできます。
そのため、全身的なストレッチや高度な体幹筋・バランス能力を必要とするプロのスポーツ選手も愛用している選手が多くいます。
どうすればストレッチポールで筋膜リリースができるの?
やり方自体は以下のように行います。
『筋膜リリースを行いたい筋肉をストレッチポールに乗せ、その上で転がす』
とても簡単ですね。
筋膜の異常とはほとんどが筋膜のねじれによって生じます。
筋膜とはコラーゲン・エラスチンという成分でできており、ほとんどが水分でできているため、筋膜がねじれることで血流が途絶え水分が枯渇します。
それにより筋膜が固くなってしまい、一部の筋肉の動きが悪くなります。
その動きが悪くなった部分をストレッチポールの上で転がしていけばストレッチポールで筋膜リリースを行うことが可能です。
どうしてストレッチポールで筋膜リリースが可能なの?
- 筋肉への圧刺激
- 筋肉と皮膚との摩擦熱
ストレッチポールの上で転がることで、筋肉には上記2点の刺激が入ります。
圧刺激
捻じれた筋膜は水分が枯渇し、固くなります。
固くなった筋膜へ圧を加えることで筋膜が柔軟になります。
摩擦熱
水分が枯渇していることで筋膜の滑りや筋繊維同士の動きが悪くなることで筋肉の機能不全が起きます。
皮膚と筋膜との摩擦熱はこの筋膜同士の滑走を促し、血流を改善してくれる効果があります。
これらの刺激によって筋膜リリースが可能となります。
筋膜リリース用のフォームローラーとの違いはあるの?
筋膜リリース用のフォームローラーには指圧効果をもたらしてくれるでこぼこと溝があります。
でこぼこや溝がない分、上述した筋肉への圧刺激が弱くなります。
そのため、フォームローラーと比較するとストレッチポールによる筋膜リリースの効果は少し弱くなります。
筋膜リリースのやり方をご紹介!
ストレッチポールで筋膜リリースを行える部位は
- 背部
- 臀部
- 大腿部
- ふくらはぎ
の4か所になります。
背部
ストレッチポールを横向きにして、その上に仰向けで寝ます。
その状態でストレッチポールの上を転がる、もしくは万歳を繰り返すことで背部の筋肉の筋膜リリースが可能です。
臀部
筋膜リリースしたい側の脚の膝を曲げ、その上にあぐらをかくように反対の足を乗せます。
その状態でストレッチポールの上に乗り、ストレッチポールを転がしましょう。
大腿部
単純に筋膜リリースを行いたい面をストレッチポールの上にのせます。
その状態でストレッチポールを転がしましょう。
一部分だけでなく、前・後・外側・内側全てやるとより効果的です。
ふくらはぎ
ふくらはぎをストレッチポールの上に乗せ、その状態でストッチポールを転がします。
この時、膝を伸ばした状態と曲げた状態で筋膜リリースできる筋肉が異なってくるため、両方行うことをオススメします。
まとめ
- ストレッチポールの特徴
- ストレッチポールによる筋膜リリースの効果
- ストレッチポールでの筋膜リリースのやり方
以上3点をご紹介させていただきました。
単純なストレッチだけでなく、筋膜リリースや体幹のエクササイズも可能なストレッチポールですが、ストレッチポールでの筋膜リリースにあまり効果を感じなければ専門のフォームローラーを使用することをオススメします。
ぜひ一度試してみてください。