ストレッチボードを使った足首の効果的なストレッチ方法

現代人は運動不足の方が多く、そのため身体が固くなっている方が多くなっています。
また、生活様式も変化しているため足首の柔軟性を求められることが少なくなり、足首の固さが顕著にみられるようになってきました。
足首の固さは浮腫みや冷え性などを引き起こし、また捻挫しやすくなるなどの問題が出てきます。
そこで、今回の記事ではストレッチボードを使った足首に効くストレッチをご紹介致します。
Contents
ストレッチボードを使った足首の効果的なストレッチ方法
足首をストレッチするとどんな効果があるの?
ストレッチボードでは、下半身の足首からハムストリングスにかけての筋肉がよく伸びるようにできています。
その中でも、特に一番ストレッチを受けているのは足首です。
足首というのは実は私たちが日頃から一番使っている部位なのです。
足首が固くなると以下のような悪影響があります。
- バランス能力の低下
- ふくらはぎの浮腫み
- 冷え性などの血流不全
以下解説したいと思います。
バランス能力の低下
人間がバランスをとる際に大事な要素として足関節戦略というものがあります。
足関節は色んな方向に動くようにできてい関節です。
でこぼこした地面や斜面でも頭部・身体をまっすぐに保つため、足首を色んな方向に動かして頭部・体の平衡を保とうとします。
これを足関節戦略と言います。
この時、足首が固いとどうなるでしょうか?
まず色んな方向に動くことができなくなり、地面の凹凸や斜面に対応できなくなります。
その結果、頭部・体を平衡に保つことができなくなり、バランス能力の低下を招きます。
このように、足首の柔軟性はバランス能力の上でも重要となります。
ふくらはぎの浮腫み
これは足首が固いことで特にふくらはぎの筋肉が動かなくなるために引き起こされます。
筋肉というものは関節が動かなければ動きが悪くなります。
そのため、ふくらはぎの筋肉は足首が固ければ動きが悪くなってしまいます。
特にふくらはぎの筋肉は収縮することで
- 関節液
- 組織液
- 血液
といった体内の体液をポンプのように動かす作用があります。
そのため、ふくらはぎは第2の心臓と呼ばれているのです。
このような液体の流れが悪くなることでふくらはぎの浮腫みが引き起こされてしまいます。
冷え性などの循環不全
これは上述した浮腫みと似たようなものですが、特に血液の循環不全によって引き起こされます。
血液には栄養・酸素を運ぶという重要な役割があります。
つまり、血液の循環不全が引き起こされると栄養や酸素が行き届かなくなります。
これらは熱を産生するうえで重要なものになります。
血液そのものの熱も伝わらず、熱も産生されないため、冷え性などの循環不全症状が引き起こされるということになります。
足首を伸ばすための効果的なストレッチ方法
では、ここから足首を伸ばすためのストレッチ方法を解説していきたいと思います。
ストレッチボードの基本姿勢は、傾斜のついたステップの上にのぼり背筋を伸ばしてまっすぐ立つことです。
実はこの状態でもうすでに足首に身体全体の体重がかかり、足首は十分伸ばされています。
ここからストレッチを加えたい場合はストレッチボードにカカトをつけたまま、膝を曲げていきましょう。
膝を曲げることでふくらはぎの深層の筋肉(ヒラメ筋)をストレッチすることができます。
さらにより足首のストレッチをするためには骨にアプローチしてストレッチすることも可能です。
内くるぶしと外くるぶしの間には距骨と呼ばれる骨があります。
この骨が後ろに動くことで足首は十分にストレッチされるため
- 足首の外くるぶしと内くるぶしの中間に指を置く
- その部位をしっかりと押す
- その状態でストレッチボードの上にしゃがみ込む
このようにこの距骨が後ろに動くように指で押し込むことでより足首に特化しストレッチが可能です。
これをできるだけ毎日継続することで柔軟な足首が手に入るでしょう。
まとめ
- 足首が固くなることでの悪影響
- 足首の効果的なストレッチ方法
上記2点を解説させていただきました。
足首は固いまま放置しておくと老後に転倒やロコモーティブシンドロームの原因になります。
健康増進のためにも、この記事をぜひ参考にしていただき、柔軟な足首を手に入れてください。