【首こりに効く】筋膜リリースの方法【安全なやり方をご紹介】

現代人にとって、首凝りとは国民病になっています。
首が凝ってしまって頭痛につながって辛い…そんな方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は首凝りが少しでも楽になるよう、首凝りに効く筋膜リリースのやり方を解説させていただきます。
Contents
【首凝りに効く】筋膜リリースの方法【安全なやり方をご紹介】
どうして首が凝るの?
凝りというのは筋肉が硬くなっている状態です。
筋肉は硬くなるとき以下のいずれかの状態になっています。
- 筋肉が過緊張している
- 筋肉が過伸張している
首凝りには特に①が関わっているケースが多いです。
デスクワークの方は特に首凝りを経験することが多いかと思います。
これはPC画面に集中するあまり頭部が前に出てしまい、背中は丸くなってしまい、首を支えるために首の後ろについている筋肉が過緊張してしまうケースが多いためです。
また、画面を見るということは目の筋肉も使われます。
目の筋肉は筋膜を介して首の筋肉につながっています。
そのため目の筋肉に力が入り硬くなってしまうと、その硬さが首の筋肉にも伝わってしまいます。
デスクワークに限らず、スマートフォンを見ている時や読書をしている時、家事をしている時にもこの状態にはなりやすいです。
首凝りに効く筋膜リリースのやり方
実際に首凝りを解消するためには凝り固まった筋肉をしっかりとほぐす必要があります。
この時ターゲットになる筋肉が後頭下筋群と、頭部固有背筋群と呼ばれる筋肉になります。
首の後ろの筋肉の筋膜リリース
- 首の付け根にピーナッツ型のマッサージボールを当てがう
- ゆっくりと圧をかけていく
- 肩の方向にかけて、画像のようにあてがうポジションを変えて行う
上記のようにすることで後頭下筋群・頭部固有背筋群の付着部を刺激することができます。
この付近には血管であったり神経が走行していますので、強くやり過ぎるとめまいや吐き気・頭痛が起きてしまう可能性があります。
そのため、心地良い痛み程度でとどめておきましょう。
また、テニスボールで刺激する方法もあります。
その場合は同じ場所にテニスボールを2つ首の骨を挟むように当てがい、テニスボールを枕のようにして寝て押し付けましょう。
目の筋肉の筋膜リリース
目の周囲の筋肉は小さな筋肉ですので、大きな力は全く必要ありません。
まぶたや目の下、眉毛の付近をなでるようにゆっくりさすりましょう。
また、こめかみの付近にある側頭筋という筋肉も眼精疲労によって硬くなり、首凝りにつながる筋肉です。
こめかみ付近で歯をぐっとくいしばると盛り上がるところが側頭筋になります。
そこをゆっくり軽くほぐすことで側頭筋の筋膜リリースになり、首凝りの解消につながります。
姿勢改善のために…
また、上述した通り丸まった背中をまっすぐにすることも首こりの予防として大事です。
首こりの筋肉の筋膜リリースを行ったうえで、胸の筋肉や背中の筋肉の筋膜リリースを行うことで姿勢の改善にも効果が期待できます。
首こり自体を改善するわけではありませんが、背中をまっすぐにし首がこりにくいようにするためには大事なことです。
余裕があればぜひ試してみてください。
胸(大胸筋)の筋膜リリース
背中・腰(脊柱起立筋)の筋膜リリース
まとめ
首凝りの原因と、その首周囲の筋肉の筋膜リリースをご説明してきました。
筋膜は全身で繋がっています。
他の部位でも言えますが、全身の筋肉や筋膜のアンバランスが生じて、首に負担がかかっているケースがほとんどです。
身体は全て繋がっていて1つであるということを意識して、首に限らず全身ケアをするように意識してくださいね。