ストレッチボードの角度はどのように決めればいい?時間はどのくらいが効果的?

ストレッチボードはボードに立つだけで筋肉がストレッチされ、姿勢の改善が見込めるフィットネス用品です。
立つだけというお手軽さなので、誰にでも使うことができます。
しかし、どのくらいの角度で、どのくらいの時間すれば良いか、わからない方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、ストレッチボードを使い際の角度や時間など解説させていただきます。
まずはストレッチボードについて詳しく知りたいという方はこちらを参考になさってください。
Contents
ストレッチボードの角度はどのように決めればいい?時間はどのくらいが効果的?
角度の調整はどうしたら良いの?
適切な角度は人それぞれなので、実際に試してもらわないといけません。
ストレッチボードの上につま先と膝のお皿が同じ向きになるように立ちましょう。
足の向きを揃えて立ち「痛気持ちいい」と感じる角度が適切な角度になります。
注意していただきたいのが「とにかく伸ばせば良いというものではない」ということです。
筋肉を柔らかくするためには脱力した状態でストレッチする必要があります。
なぜなら、筋肉には防御性収縮という機能が備わっており、過度な痛みを感じると力が入ってしまうという特徴があります。
例えば、膝を曲げて痛みを感じるときに多くの方は膝を伸ばす筋肉に力を入れてそれ以上曲げらないようにすると思います。
これは痛みに対して膝を伸ばす筋肉に力が入り、膝を守ろうとするためです。
このような状態にある膝を無理に曲げようとすると、さらに痛みが増すことは明白ですね。
このように防御性収縮とは痛みに対して体を守ろうとする大事な機能です。
そのため、痛いのを無理して伸ばそうとすると、むしろ痛みのせいで筋肉は伸びずに縮んでしまいます。
縮もうとしている筋肉を無理に伸ばすと怪我の元になりますので、無理せず心地良い角度に設定しましょう。
時間はどのくらいすれば良いの?
ストレッチにかける時間は長くても1分程度にすることがオススメです。
長くすれば良いと思われる方も多いと思います。
しかし実は1分程度行った効果と、長い時間行った効果にほぼ差がないことが知られています。
むしろ長い時間やり続けると筋肉が傷んでしまう可能性すらあります。
筋肉とはゴムと一緒です。
ゴムも長いこと引っ張り続けると千切れたり、縮みにくくなったりなど劣化するのと同じように、筋肉も長すぎるストレッチは筋肉の劣化を招いてしまいます。
そのため1回のストレッチは1分程度にとどめ、それを3セットほど行うようにしましょう。
頻度はどのくらいすれば良いの?
可能であれば毎日することをオススメします。
ストレッチによる筋肉の柔軟性向上効果としては時間依存性であることが研究によって判明しています。
つまり、やればやるほど効果が出てくるということです。
しかし、上述の通り一度に長い時間やることは筋肉の劣化を招くためオススメできません。
一度に長い時間できないのであれば、頻度を増やすしかないというわけですね。
もし毎日が難しいようであれば、最低でも週3回ストレッチするようにしましょう。
ストレッチによる効果は時間依存性でもありますが、週3回以上であれば高い効果が期待できます。
まとめ
ストレッチボードを使用する際の角度や時間を解説させていただきました。
- 自分に合う心地よい痛みを感じる角度にセットする
- 時間は長くても1分に設定し、1分3セット行う
- できる限り毎日継続して習慣化する
以上3点を守っていただくことでよりストレッチボードの効果を引き出すことができます。
継続は力なり。
より高い効果を得るためにも、毎日ストレッチボードでストレッチしてみてください。