ストレッチボードは腰痛の改善や対策にも効果があるって本当?

国民病ともいわれる「腰痛」
国民の7〜8割が1度は腰痛を経験していると言われています。
腰痛改善には様々なアプローチ方法があり、その代表的なアプローチとして運動療法があります。
そのなかでもストレッチボードを使ったストレッチは有効な方法な1つとされています。
もちろん全ての腰痛に効くとは言い切れませんが、そもそも腰痛に何がいいかわからないという方も多いと思いますので、そんな方は一度試していただけたらと思います。
そもそもストレッチボードって何?という方はこちらを参考になさってください。
Contents
ストレッチボードは腰痛の改善や対策にも効果があるって本当?どうして効果があるの?
ストレッチが有効な腰痛の種類
大きく分けるとストレッチのアプローチが有効な腰痛とそうでない腰痛の2種類があります。
では、それをどのように見分けるかというと「お医者さんの診断」から判断することができます。
医療機関で腰痛を訴えると、レントゲンやMRIなどの画像診断で骨に異常がないかを診察されることが一般的です。
もし骨に異常があることが画像診断でわかれば、明確に診断名をつけられます。
有名なものがヘルニアなどです。
こうなった場合はお医者さんの指示を仰ぎましょう。
一方画像では原因が特定できず
- 「疲労でしょう」
- 「様子をみてください」
などと言われ、明確に診断名をつけらない場合、筋疲労などからくる腰痛である可能性が高くなります。
このようなケースの場合、筋肉に対して運動療法アプローチが有効なので、ストレッチは効果的なアプローチの1つと判断できます。
もちろん、お医者さんによっては診断名がついても「ストレッチなどを行ってください」といわれる事もありますので、その場合はストレッチボードを活用しても大丈夫です。
また診断名がつかなくても、独自に判断せずお医者さんにストレッチなどの可否も確認するようにしてくださいね。
ストレッチボードは腰痛改善や対策にどうして効果があるの?
①姿勢の改善効果
筋肉に原因がある腰痛は、筋疲労や筋肉の柔軟性低下などから姿勢が崩れているケースが多いです。
ストレッチボードでストレッチすると、ふくらはぎや裏モモなど身体の後面の筋肉に対して主にストレッチをかけることができるのですが、この身体の後面の筋肉は抗重力筋といわれ、重力に対して拮抗してくれる筋肉とされています。
つまり下半身周りの筋肉をストレッチし、柔軟性や機能が向上することで、姿勢の改善に結びつけることができ、腰への負担を減らすことに繋がります。
②インナーマッスルの活性化
ストレッチボードに乗ると不安定な状態のため、姿勢を保つために無意識のうちにインナーマッスルを使うことになります。
インナーマッスルとはいわゆる【体幹】のことで、このインナーマッスルが活性化されることで、腰まわりが安定します。
③血流改善効果
筋疲労や筋肉の柔軟性が低下していると筋肉は硬くなります。
当然腰まわりの筋肉も硬くなり、硬くなった筋肉というのは血流が悪くなっているケースが多いです。
ストレッチボードに乗ることで、足首・ふくらはぎ・裏モモ・おしり・腰の筋肉がストレッチされるので、血流が改善され結果的に腰痛の症状改善に繋がることになります。
また、血流が改善するということは筋肉の柔軟性向上効果だけでなく疲労回復効果も期待できます。
デスクワークなどで同じ姿勢を継続したり、重たい荷物を繰り返し抱えるという動作は疲労が蓄積されやすいです。
血流が良くなることで繰り返される動作においても疲れにくくなりますので、ストレッチを習慣化することをオススメします。
まとめ
- ストレッチが有効な腰痛の種類
- 姿勢の改善効果
- インナーマッスルの活性化
- 血流改善効果
ストレッチボードの腰痛に対しての有効性について上記の観点から解説していきました。
もちろんストレッチは1回行っただけでは大きな効果に結びつきません。
ストレッチを通して刺激を与え身体に柔軟性を覚えさせるように習慣化していきましょう。